~アルバイト紹介 カフェ勤務/解説員/単発バイト~

1.アルバイトをするという事

大学生は、多かれ少なかれ、アルバイトをする人が大半である。アルバイトはちょっとした社会経験をしつつお金を稼ぐことが出来るという点において良い機会なので、是非やってもらいたい。この記事では、私のアルバイトの経験を簡単に書き連ねておく。

 まず、求人が無ければアルバイトは当然できない。これを探すのがなかなか難しいのであるが、良く用いるのは以下である。

 ・求人雑誌・求人広告
 ・ネットの求人サイト
 ・大学の掲示板
 ・知人の紹介

どれが良い、というのは一概に言えないので、良い案件のアルバイトを探す人は基本的に全てをチェックするのがかえって近道だろう。次章からはこれを踏まえて、私が経験した実際の職業について紹介していく。

2.カフェの接客業

 部活の顧問の先生から「一度でいいから飲食店でアルバイトした方がいい」と言われていたので、当時大学1年の私はネットの求人サイトでカフェのアルバイトを探していた。初心者でかつ、大学の5限後(18時35分~)からでも働けるという条件で探した為、夜勤と土日勤務だけでも働く事が可能な新宿のカフェで働く事に決めた。

 業務内容はウェイターで、時給1000円程度で週15時間程度(夜勤4時間×2 & 休日7時間×1)の勤務となった。最初は立ち仕事に慣れず相当に疲れがたまったが、慣れれば学業との両立は出来る程度になった。また、アルバイトの自分にも真剣に教えてくれる先輩方は積極的に話すことはしないものの、不快なものではなかった。

 ただ、立地もあって客層があまりよくなく、通常業務とは異なる点でストレスがたまる場面が数多くあった。また、シフトが時間と共に過酷にもなった。勤務を減らしてほしい時期に週20時間を超えたり、休日の勤務は朝6時からになったりと、サークルと学業を抱えている学生にとっては少し大変なアルバイトになっていたように思える。そのこともあって、両立が厳しいという理由をもってこのカフェは1学期でやめることとなった。

 少し悪口が多くなってしまったが、上記の環境で身についたこともあった。それは過酷な環境でも日常を生きる「ストレス耐性」である。上記でも書いたが、授業とサークルとバイトの三立というのは非常にストレスのたまる日常であったが、それでも全部なんとかやりくりをするのは今後において一番重要な事で、これが早いうちに身についたのは僥倖だったと今では感じている。

3.天文台の解説員

 次に紹介するのは、自分の興味や専門を生かしたアルバイトをする選択肢もあるという事だ。私自身は理学部天文学科なので、天文関係の仕事がないか探していたところ、知人から天文台の解説員というアルバイトがある事を教えてもらったので、そこで働く事にした。

 業務内容は天文台内の展示の解説で、月に数回程度のペースで休日に8時間程度働くというものだった。イメージとしては記念祭の部活の解説のような感じで、そこまで大変なものではなかったので快適であった。飛びぬけて専門的な話をすることはあまり無かったが自分の専門に関係ある事を話すことが出来、たまに興味を持っている人が詳しく聞き返してくれる時もあり楽しいアルバイトであったと思う。ただ、立地が家から遠く往復2.5時間程度あって拘束時間自体は業務に比べて長かったことや、学年が上がるごとに土日に課題をやる時間が増えてきたこともあって私は1年程度でやめることにしたが、環境次第ではもっと続けていただろうと感じる程度には面白いアルバイトであった。

 このようなアルバイトは求人数が非常に少ないが、探せばあったりするのでしっかり調べるとよいだろう。興味や専門を使ってお金を稼ぐことは勉強するモチベーションにもなるだろう。

4.単発アルバイト(イベントスタッフ)

 単発アルバイトはイベントなど毎週行わないイベントに対してその週だけ働く、というものだ。やる事はイベントスタッフや試験監督など様々であるが、基本的に1日中拘束される。メリットとしては予定に合わせて入れることが出来る点や1日のみの契約な為に継続する責任などが生じにくい点だろう。基本的には求人サイト等で募集しているが、大学の掲示板などでも案件があったりする。私は基本的に後者で見つけた時のみ申し込むことにしている。例えば大学3年時には、大学のオープンキャンパスのスタッフを申し込み2日程度、質問受付係として働いた。

 このようなアルバイトは仕事をその場で教えてくれるので、体一つあればできるという事から誰にでもオススメできるものの一つかもしれない。

5.まとめ

 以上、私が経験したアルバイトのいくつかを紹介した。他にも星の数ほど沢山選択肢があり、私の親しい友人の例だけ挙げても「本屋」「教材作成」「採点」など様々だ。(ちなみに公にできないアルバイトをしている友人もいる)。生活を決めるものなので悩むのも勿論大事なことだが、多い選択肢にいつまでも悩み続けるくらいなら直感に任せて決めてしまうのも良いかもしれない。というのも、ここからは個人的な意見になるが、アルバイトの最大の利点は「辞められること」にあると思っている。雇われなので責任は重くなく、契約に則ってさえいればすぐにでも辞められる。この事は変化しやすい学生の環境に合わせて調整出来ることを意味する為、あまり重く考えずに「とりあえずやってみる」のも一つの手だと私は思う。